我が家の赤ちゃんは夜は添い乳しないと寝てくれません。8ヶ月ですが、毎晩のように添い乳で寝ています。

しかし、「添い乳すると中耳炎になりやすい」という噂もあります。もし本当なら添い乳はやめた方がよいのでしょうか?

そこで、赤ちゃんが中耳炎になりやすい理由、そして添い乳のどこに問題があるのか調べてみたので紹介したいと思います。

 

添い乳が原因のミルク性中耳炎とは?

赤ちゃんが飲んだミルクが逆流して中耳に流れ込んで中耳炎になるという説があることから赤ちゃんの急性中耳炎のことを通称「ミルク性中耳炎」と呼びます。

一般的には「添い乳すると中耳炎になりやすい」という噂がありますが、わかりやすくするために、

「赤ちゃんはなぜ大人よりも中耳炎になりやすいのか?」
「なぜ添い乳が通常の授乳よりも中耳炎になりやすいのか」

という2つの問題に分けて添い乳とミルク性中耳炎の因果関係について考えてみたいと思います。

 

赤ちゃんが急性中耳炎になりやすい理由とは?

耳の穴から鼓膜までの部分を「外耳」、鼓膜から内側を「中耳」と「内耳」と呼びます。中耳は耳と鼻をつなぐ「耳管」を通して鼻とつながっています。

この耳管は通常は閉じていますが、つばを飲み込んだり、口を開けたときに広がり、鼻から耳に空気が入ります。

風邪などを引いた後に細菌やウイルスに感染して、それが耳管を通じて中耳のある鼻の奥の空間で増殖すると中耳炎になります。

中耳炎の症状としては、耳の痛み、耳が詰まった感じ、耳だれ、難聴、発熱などが起こります。乳幼児の場合は39~40度の高熱になることも。

赤ちゃんがしきりに耳を触ったり、熱がなかなか下がらなかったり、不機嫌になった場合は急性中耳炎を疑った方がよいでしょう。

なぜ、赤ちゃんが大人よりも急性中耳炎になりやすいかというと、中耳の形が大人と比べて太く短く、位置が水平に近いからです。

大人と乳幼児の中耳の違い
画像提供:柊みみはなのどクリニック

水平に近いと鼻水が流れ込みやすく、炎症の原因であるウイルスや細菌が広がりやすくなります。

また赤ちゃんの場合はおしゃぶりや指しゃぶりで中耳の気圧変化を起こしやすいため、風邪の後に中耳炎を起こしやすくなります。

赤ちゃんは免役も未発達なため、感染症を免役機能で抑えることができません。とくに生後6ヶ月から1歳半までは急性中耳炎がもっとも発症率が高いというデータがあります。

 

なぜ添い乳が通常の授乳よりも中耳炎になりやすいのか?

中耳炎

添い乳の場合に中耳炎になりやすいという具体的なデータがあるわけではありません。そのため、この噂には科学的根拠はまったくありません。

ただ、赤ちゃんの中耳炎の原因の一つが鼻から耳管経由で母乳やミルクが入ることなため、

「添い乳の姿勢だとミルクが入りやすいのでは?」と考えられたからのようです。

実際問題、添い乳しているけど中耳炎になったことのない赤ちゃんがほとんどです。むしろ気をつけないといけないのは風邪が原因の中耳炎の方です(急性中耳炎の原因1位はインフルエンザ菌だから)。

気をつけるとしたら添い乳のときの赤ちゃんの頭の位置です。頭が沈み込むとミルクが流れ込みやすくなるので、タオルなどで頭の位置を少し高くしてあげましょう。

また中耳炎になりやすいのは添い乳に限りません。通常の授乳のときでも横抱きでしていると添い乳と似たような位置関係になるので赤ちゃんの頭が沈まないようにしましょう。

 

結論:「中耳炎になりやすいのでは?」という見解があるのは確か。大事なのは授乳の際の姿勢。添い乳でも授乳でも赤ちゃんの頭が沈まないように気をつけること。

 

急性中耳炎を予防するため0には?

では、中耳炎にならないためには日頃からどんなことに注意すればよいのでしょうか?

(1)鼻水をこまめに吸う

鼻水は中耳炎の原因の一つになります。風邪などで鼻水が出るときは市販の鼻水吸引器でいいのでこまめに吸ってあげましょう。

(2)おしゃぶり・指しゃぶりに注意

おしゃぶり、指しゃぶりは中耳腔の気圧変化を引き起こしやすいので、中耳炎の原因になります。以前に中耳炎を起こしたことがある場合はおしゃぶりはやめた方がよいでしょう。

(3)肺炎球菌ワクチンの予防接種

数ある予防接種の中で肺炎球菌ワクチンは中耳炎の発症を抑える効果があると言われています。

(4)ミルクは母乳に比べて発症リスクが2倍

母乳と比較した場合、ミルクのみの乳幼児は急性中耳炎の発症リスクが2倍という報告があります。母乳には免疫物質が含まれるので感染症を引き起こす確率が減ります。

(5)タバコの受動喫煙は禁止

家族がタバコを吸っていて、タバコの煙の被害を受ける機会の多い赤ちゃんは粘膜が悪化して中耳炎を悪化させる原因になります。受動喫煙は危険なのでやめましょう。

 

まとめ

いかがでしたか?赤ちゃんが急性中耳炎になりやすい理由、また添い乳の姿勢だとミルクが流れ込んで中耳炎の原因になりやすい理由について分かったと思います。

そうは言っても、我が家もそうですが、夜は添い乳しないと寝てくれないなんて家庭はいっぱいあると思います。

たしかに急性中耳炎になりやすいかもしれませんが、現段階で中耳炎になっていないなら、それほど神経質にならなくてもよいでしょうね。

 

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