私たちが日常的に使用しているガスは、「都市ガス」と「プロパンガス(LPガス)」の2つに分けられます。
このページでは、それぞれが持つ特徴を述べながら「7つの違い」について紹介していきます。

違い①~原料

まず、プロパンガスと都市ガスでは原料が違ってきます。

どちらの原料も海外からの輸入が大半を占めているんですね。

プロパンガス,輸入

◆都市ガス◆
都市ガスは、無色・無臭のメタンを主成分とする天然ガスです。
都市ガスの種類は、13A、12Aなどに分類されます。
(数字は発熱量を、アルファベットは燃焼速度を表しています。)
最近では、13Aが最も多く普及しているようです。
都市ガスは、CO2(二酸化炭素)の排出量も少なく、地球環境に優しい天然ガスです。

◆プロパンガス◆
プロパンガスは、ブタン・プロパンを主成分とするガス燃料で、圧縮して液体になります。
液化してガスボンベに充填して配給されます。
あの灰色のガスボンベの中は液体だったんですね。
液体になったガスは無色・無臭です。

違い②~重さ

ガスの重さ?

日常で気にすることはないですよね。(^_^;)

でも自分の使用しているガスの重さは知っておいたほうがいいんです。

なぜなら警報機の設置位置が違ってくるからなんですね。

調べてみると、プロパンガスと都市ガスの重さには違いがあるんです。

ガスの重さ

◆都市ガス◆
空気より軽い
空気より軽いガスは上部に集まってきます。
ガス漏れ時に分かるように、警報機は高い位置に設置すべきです。

◆プロパンガス◆
空気より重い
プロパンガスは、都市ガスとは反対で空気より重いので下部に集まってきます。
ガス漏れ時の警報機は低い位置に設置すべきです。

都市ガスとプロパンガスは無色・無臭だと説明したので、ガス漏れなんかに気付けない…と思う人もいるかもしれませんが、ガスが漏れた時って臭いますよね。

そうなんです!

ガスが漏れたりした時に気付けるようにあえて独特な臭いを付けているんですね。

あの独特な臭いで、危険な状態から守ってくれているんです。

違い③~熱量(火力)

火力

プロパンガスと都市ガスでは、熱量が大きく違います。

プロパンガスの方が都市ガスよりも熱量(火力)が約2倍優れているんです。

飲食店などでプロパンガスを利用しているところが多いのは、火力が強いからなのかもしれませんね。

違い④~供給方法が違う

毎日使用しているガスが、都市ガスなのかプロパンガスなのかは、ガスボンベが自宅周辺にあるかどうかでわかります。

プロパンガスはガスボンベの設置が必要になるので一目瞭然ですね。

都市ガスは、道路に入れた地下の配管を通して供給されるので目には見えないですね。^^;

違い⑤~災害時の復旧速度

ライフラインの1つであるガス。

万が一の災害時には、プロパンガスと都市ガスのどちらの方が復旧が早いのでしょうか。

復旧速度

プロパンガスの方が圧倒的に早い

都市ガスは、地下に配管があるので復旧する時に時間がかかります。

プロパンガスは、配管も短く点検も簡単にできてボンベを設置するだけなので、早く復旧することができるんですね。

阪神大震災の時もプロパンガスの復旧が圧倒的に早かったので避難所などで活躍しました。

東日本大震災の時は、津波によって流されたプロパンガスが爆発炎上したこともあり、万が一爆発すると、強い破壊力を持っているという点もあります。

でもプロパンガスには、ガスを使用している時に震度5以上の地震を察知すると、自動的に遮断する地震察知センサーが付いているのは心強いですね。

違い⑥~料金

ガスを使っていて1番気になるのが料金のことではないでしょうか。

もちろんプロパンガスと都市ガスでは料金に違いがあります。

その違いの理由とは一体何なのでしょうか。

都市ガス

都市ガス

都市ガスは、配管を通ってガスを供給するので人手がかからないんです。

また公共料金のひとつなので、勝手に料金を値上げしたりすることが出来ないんです。

でも、公共料金である都市ガスも2017年に始まった都市ガスの自由化によって大手企業もガス事業に参入してきました。

今後は様々な料金プランがでてきて、さらにお得にガスが使える日が来るかもしれません。

プロパンガス

プロパンガス,設置

プロパンガスは、ガスボンベを配送・設置・設備点検などを行うので人件費分が月々の支払いに上乗せされてきます。

その分都市ガスよりも高くなるんですね。

またプロパンガスは自由料金制なので、住んでいる地域やガスの販売店によって料金が違ってきます。

知らないで相場よりも高額な料金を支払っている人は多いのではないでしょうか。

プロパンガスは、料金を自由に設定できるんです。

もし自分が使っているプロパンガス料金に不満がある時は、価格交渉に応じてくれる業者もあるので、何社かの見積もりを取って比較検討することをおすすめします!

初期費用が違う

初期費用に関して言うと、プロパンガスのほうが安くなります。

プロパンガスは、ガスボンベにガスを充填して運ぶだけで、初期配管費用などはガス料金に上乗せして回収したりするので初期費用は安いです。

一方の都市ガスは、宅地前まで管が通っていて許可が出れば、宅地内引き込み工事に10万~15万円位かかるでしょう。

プロパンガスと都市ガスの料金の差は、一概には言えませんが人件費がかかるかどうかが大きい気がします。

違い⑦~見分け方

プロパンガスか都市ガスかを見分ける方法は、自宅周辺にガスボンベ(もしくはバルク)があるかどうか確認すれば分かります。

ガスボンベ,プロパンガス

◆ガス漏れ警報機の位置◆
先にも述べましたが、ガス漏れを知らせてくれる警報機の設置されている位置でも、使用しているのがプロパンガスなのか都市ガスなのか見分けることができます。

警報機が地面に近い → プロパンガス

警報機が天井に近い → 都市ガス

◆ガスメーター◆
ガスメーターを確認することで、プロパンガスか都市ガスかを見分けることもできます。
ガスメーターとは、ガスの消費量を計る計量器になります。
異常を感知すると遮断するブレーカーの機能もあり、安全にガスを使う重要な役割を担っているんです。

プロパンガス → 『LPガス』などのラベルがある

都市ガス → 12A、13Aなどのラベルがある
都市ガスとラベルに書いてある

まとめ

プロパンガスと都市ガスの違いを見てきましたがいかかでしたか。

意識はしなくても毎日使っているガス。

ガスは、電気・水と同様になくては困るライフラインのひとつです。

違いを見ると実際に使うまでの過程に大きな違いがありました。

料金設定にも違いがあるので、自分の使用しているガスがプロパンガスなのか都市ガスなのか知っておくことは大切です。

 

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子育てママ
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1児の愛娘を育てながらブログ活動をしている現役ママです。皆さんの参考になるブログサイトを目指して日々更新中です♪