
大人になってもニキビで悩むことになるなんて…
思春期のニキビで悩んだことのある人は多いのではないでしょうか。思春期のニキビがやっと治まったのに、今度は大人ニキビに悩まされている…
額をはじめ、顎や頬、背中など、さまざまな箇所にできてしまうニキビ。気になりだすと、外出するのも気が重くなってしまうほど肌の悩みは本当に深刻ですよね。
ここでは、ニキビのできる原因は何なのか、大調査してみました。
ニキビができる原因は?
ニキビの正式名称は、「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」といいます。
ニキビは基本的には、「毛穴の閉塞」⇒「皮脂が排出されず内部に詰まってしまう」⇒「アクネ菌の繁殖」が原因でできてしまうんですね。
毛穴が詰まってしまうことで悪循環になっていくことがわかります。
ニキビができるまでの流れ
ニキビが、どのようにしてできるのかを見てみましょう。
ストレスや不規則な食生活や睡眠等で肌のターンオーバーが上手くいかない
思春期で皮脂分泌が増えることで毛穴に皮脂が溜まる
毛穴から排出されるはずだった皮脂が角質によって詰まってしまう
皮脂を栄養素としているアクネ菌というニキビ発生元の菌が繁殖する
ニキビができてしまう

皮脂って何?

皮脂腺から分泌される液体の分泌物なの。
刺激から肌を守るために、表面に作られた水分と油分を絡めた膜が皮脂膜よ。

じゃあ、ターンオーバーってどういうこと?

肌を作っている表皮の細胞が入れ替わることで、肌の新陳代謝のことをターンオーバーっていうのよ。ちなみに健康な肌のターンオーバーは28日周期なので、4週間毎に表皮は生まれ変わっているってことよ。

皮膚が生まれ変わるなら、いつか美肌になれるかも~?!
思春期の頃と大人になってからのニキビができる原因は違う!
思春期にできるニキビと大人になってできるニキビ、年齢も生活習慣も違うので、ニキビができる原因も違うはずです。
思春期ニキビ
思春期の頃に増加する男性ホルモン(アンドロゲン)には、皮脂の分泌を高める性質があるのでニキビになりやすいのです。思春期は、ホルモンバランスが不安定で皮脂の分泌も安定していないので、皮脂が過剰に分泌されると肌も驚いてしまいニキビができやすくなってしまいます。
Tゾーン(額や鼻)、頬にできることが多い
大人ニキビ
ニキビは思春期特有のものだと思っていたのに、大人になってもまだニキビができるの?そんな大人ニキビに悩んでいる人は多いのではないでしょうか。大人ニキビは、ストレス、疲れ、睡眠不足、ホルモンバランスの乱れなどが主な原因でできます。
口周りや顎、フェイスラインにできることが多い
ニキビの種類は?
ニキビには種類があるのを知っていましたか?ニキビの種類は大きく分けて4種類です。
白ニキビ | ニキビの初期段階 毛穴に皮脂が詰まっている状態 |
---|---|
黒ニキビ | 毛穴が開いてしまい、皮脂が空気に触れて酸化して黒くなった状態 放っておくと膿を持った赤ニキビになる可能性 |
赤ニキビ | 毛穴の内部で炎症を起こしている状態 |
黄ニキビ | ニキビの最終段階 毛穴内部の炎症が悪化して膿をもった状態 |
(大人)ニキビができる原因と対策
大人になってできるニキビは、生活習慣やホルモンバランスの乱れ、免疫力の低下、ストレスが大きく関係しています。
1.食生活が原因
食べたものが体をつくります。チョコレートを頻繁に食べたり、外食が続いたりすると肌の状態にダイレクトに影響しますよね。糖分・油分の多い食べ物(スナック菓子やピーナッツ、カップ麺など)の摂り過ぎは、ニキビの原因になります。食生活は自分の心がけ次第なので、あまり神経質にならない程度に意識してみるといいですね。
対策
・腸内環境を整える食生活(ヨーグルトや納豆など)
・ビタミンC・B2・B6が多く含まれる野菜や果物を積極的に取り入れる
ビタミンB2を多く含む:卵、納豆、レバー、うなぎ、海苔、わかめ、アボカド、バナナなど
ビタミンB6を多く含む:にんにく、バナナ、アボカド、マグロ、カツオ、イワシなど
2.ストレスが原因
今の世の中で、ストレスがない人なんていないですよね。
仕事や人間関係など日常生活の中で感じるストレスや、環境の変化(引越し、転職、結婚、出産)などで感じるストレスなどさまざまです。
対策
・自分に合ったストレス解消法(ひとりで散歩する、本を読んで別世界にトリップする、音楽を聞く、運動をするなど)を見つけて気分転換したり、ストレスとうまく付き合う術を身につけるのも大切
・ニキビを気にしすぎるのもストレスになるので、休日はお化粧をしないで肌を休めてみるのもおすすめです。
3.睡眠が原因
睡眠不足は、ニキビ以外の肌トラブルにも大敵です。寝不足が続くと、肌がくすんで顔色が悪く見えてしまいますよね。睡眠は肌にとって最高の美容液なので、ニキビ対策として質のいい睡眠をとることを心掛けましょう。
対策
・睡眠は美肌作りには必要不可欠なので、質のいい睡眠が取れるように心掛ける
・ターンオーバーを正常に整えてあげることが大切
4.肌質が原因
皮脂過剰が原因の思春期ニキビと違い、大人ニキビは意外にも乾燥する部分に多くできます。皮脂の多い部分よりも乾燥している部分に多くできる大人ニキビは、オイリー肌、乾燥肌という肌質よりも不規則な生活(食生活・睡眠)、ストレス、ホルモンバランスの乱れなどが深く関係しています。
対策
・洗顔後は、肌を保湿して角質を柔らかくしましょう。
5.生理前が原因
生理前は、黄体ホルモンが増え皮脂が過剰に分泌されるので、ホルモンのバランスが乱れることで肌荒れを起こす人が多くなります。
対策
黄体ホルモンが分泌される生理前は、基礎体温が高くなったり便秘になりやすかったりするので、水分をしっかり摂って十分な睡眠をとるように心掛けましょう。
疲れ、ストレス、ビタミン不足など、ニキビの原因はさまざまです。ニキビ対策として、規則正しい生活習慣(食事&睡眠)が重要になります。他にも皮脂を詰まらせないこと、血液循環が悪くならないように体を冷やさないようにすることも大切です。ターンオーバー(肌の新陳代謝)が肌にとって大切なように、適度な運動(ストレス解消にもなる)で汗をかいて体内の不要物を除いて、身体の新陳代謝アップを図りましょう。
ニキビを治した人たちの方法

ニキビができると気になってつい触ってしまっていたんですが、できるだけ顔を触らないようにして、髪も顔にかからないようにしていたらニキビが少しずつ治っていきました。ニキビはやっぱり触らないほうがいいと思います。夜更しをしないで早寝をする、運動をして汗をかく、バランスの摂れた食生活にするというシンプルな生活習慣を目指しています。

思春期のニキビで悩んだことはなかったのですが、大人ニキビに悩まされた時期がありました。私の場合、睡眠をしっかりとるようにしたら改善されました。肌にとって睡眠は大切なんだなと思い、今でも睡眠時間を大切にしています。

こめかみのところと額のニキビに悩んでいました。シャンプーや洗顔料が残っていることが原因のひとつかもしっれないと思い、シャンプー&リンスは無添加のものに変え、こめかみに洗顔料などが残らないように気を付けてよくすすぐようにしたら、数日でニキビが治っていきました。

大人になってからのニキビでかなり悩んでいました。皮膚科や婦人科などにも通い、化粧品も色々試しましたが、効果は一時的なものでした。何が原因なのか分からないまま、肌は改善しないまま…、生活習慣を見直してみようと始めたのが運動。毎日適度な運動をしたら、大人ニキビがひいていきました。運動をして汗をかいて新陳代謝が良くなったことで、体に溜まっていた老廃物がでていったからなんだと思います。

あまり泡立てて洗顔していなかったので、洗顔方法を見直して脂っこい食べものをあまり食べないようにしたら、ニキビができなくなりました。よく眠れた翌日の肌の調子がいいので、なるべく早く寝るように心掛けています。

顎下のニキビに悩んでいましたが、代謝を良くしようと半身浴を始めたら肌が改善されました。
おまけ~ニキビに関するエトセトラ
ニキビができると、そのことばかりが気になってしまい外出するのも億劫になったり、気持ちもどんどん沈んだり…と悪循環になりがちです。
できてしまったニキビは触らない・潰さない
額に顎に頬に…ニキビは目につくところにできるので、どうしても気になって触ってしまいがちですが、ニキビを触る手にも雑菌がついています。
またよくやってしまいがちなのが、ニキビを潰してしまうことです。黄色い膿のようなものが膨れ上がってくると、つい潰して膿を出してしまいたくなりますが、ニキビを潰すとニキビ跡になってしまう可能性があり、またニキビの治りも遅くなります。
ニキビは触らない!潰さない!で頑張りましょう!
洗顔しすぎない
ニキビを治すために洗顔は大切ですが、治したいあまりに洗顔しすぎるのもよくありません。洗顔のしすぎは、皮脂が落ちすぎて肌を乾燥させ、肌が皮脂を出すようになり毛穴を詰まらせる原因になります。肌の乾燥はニキビにとって大敵です!
洗顔料で洗顔するときは、擦らずにたっぷりの泡で優しく洗いましょう。ついニキビを触って洗顔したくなりますが、手でこすることで刺激を与えてしまい、ニキビの悪化に繋がります。洗顔後は洗顔料が残らないようにしっかりとすすぎ、洗顔後の保湿ケアも忘れないようにしましょう。
まとめ
思春期から大人へと、長い間肌の悩みの原因になるニキビ。
一日でも早く治したいニキビですが、なかなか改善しない場合は、皮膚科や婦人科などで相談してみる方法もあります。でもまずは食生活や睡眠などの生活習慣、スキンケア方法などを見直してみることをおすすめします。そしてニキビは触らない!潰さない!洗顔しすぎない!ことも大切です。


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