初めてのお産の場合、妊婦さんには「自分が陣痛の始まりに気づけるのか?」という不安があります。
陣痛の始まりの兆候って、生理痛のような感じがするとか、お腹の張りが規則的に来るとかよく聞きますよね?
でも臨月でいつもお腹が張ってるけど、普段の張りと陣痛の兆候がどう違うのか分からなくて不安・・・。そんな妊婦さんも多いでしょう。
もし陣痛に気づかず病院に行く前に出血したり赤ちゃんの頭が出てきたらどうしよう・・・なんて思うと少し怖くなります。
気づきにくいと言われる陣痛の始まりはどうやって見極めればいいのでしょうか?そんな初めてお産を迎える妊婦さんの不安を解消するべく調べてみました。
臨月にお腹が張る原因と痛みについて
まずは臨月における通常のお腹の張りについて理解をしておきましょう。
臨月も近くなる妊娠後期にはお腹の張りも感じるようになります。お腹の赤ちゃんはこの時期に急速に体重が増えて臨月の頃には2600~2800gにはなっているでしょう。
これだけ赤ちゃんが大きくなればお腹が張ってくるのも当然です。赤ちゃんは狭い子宮の中で窮屈さを感じながら生まれるのを待っている状態です。
子宮は筋肉でできている組織なので膨らめば縮もうとする力が働きます。その戻ろうとする力が原因でお腹に張りを感じ、時には痛みも感じます。
お腹が痛むと「陣痛?」とか「赤ちゃんに何か起きたのか?」と不安になりますが、痛むのはごく自然なことで、お産が近づいている証拠なので安心してください。
赤ちゃんもだんだん下に降りてくるのが分かり、おへその辺りから下腹部にかけてキューっと張るようになります。軽い生理痛の痛みに似て、夜、寝るのも苦しくなります。
今までは仰向けで寝ると苦しいけど左右、横向きに寝れば何とかなったのに、臨月になると横向きに寝ても苦しくなって寝返りのたびに目が覚めてしまうことも。
ただし、初産婦の場合はお腹が張っているのか陣痛なのか判断がつかない方も多いです。
陣痛と前駆陣痛の違いについて
初産婦の方はお腹の張りや痛みから「これが陣痛?」と勘違いしがちなのが「前駆陣痛」です。
これから起こる陣痛への準備運動のようなものですが、いつ頃から始まるのか、どんな症状なのか、詳しく知っておきましょう。
そもそも前駆陣痛とは?
臨月に入り、予定日が近づいてくると急に不規則なお腹の張りを感じるようになります。これを「前駆陣痛(ぜんくじんつう)」と呼びます。
一方、お産につながる陣痛のことを正式には「本陣痛」もしくは「分娩陣痛」と言います。
前駆陣痛はお産につながる本物の陣痛(本陣痛)と違い、子宮が収縮するために起こる陣痛の準備運動のようなもので、お産にはつながりません。
前駆陣痛と本陣痛の大きな違いは痛みが規則的か不規則かです。不規則な前駆陣痛と比べると本陣痛は間隔が規則的で、感じる痛みの間隔も徐々に短くなっていきます。
陣痛の間隔と痛みを感じている時間ですが、最初のうちは40分~50分おきに15秒~20秒程度の痛みが。10分~15分間隔になると痛みを感じているのも30秒~60秒くらいになります。
そのうち陣痛の波が10分から5分へ、3分、1分へと短くなっていき、それに伴う痛みもどんどん強くなり広がっていきます。
陣痛の痛みとは子宮から赤ちゃんを押し出そうとするときの収縮に伴う痛みのことで、最初は生理痛のような感覚から始まり、徐々に激しい痛みになっていきます。
前駆陣痛の場合は痛みの種類は間隔にバラつきがあるのが特徴で、お腹がキューっと痛くなったと思ったらすぐに収まったり、しばらく痛みが起きなかったりと不規則です。
陣痛の間隔がバラバラで弱く分娩につながらないため、医学的には「偽分娩」と呼ばれています。
痛みの感じ方は個人差があり、臨月に入るずっと前から感じている方もいれば、気づかない方もいたりとさまざまです。
どんな症状が出たら前駆陣痛?
前駆陣痛は弱い痛みで、生理痛や便秘のときの痛みに似ているため、初産婦の場合気づかない人も案外多いようです。
以下のような症状があれば前駆陣痛です。
- 痛みの間隔が不規則で短くなっていかない
- 痛みが強くなったり弱くなったりする
- 不快感や圧迫感を感じる
- 姿勢を変えると痛みが治まる
こんな症状があれば前駆陣痛かもしれません。初産婦の場合は「もしかして陣痛かも?」と焦ると思いますが、本陣痛なら痛みは規則的で徐々に痛くなっていくので、両者の違いを知っていれば慌てずに対応できるでしょう。
前駆陣痛はいつから起こる?
前駆陣痛が起きる時期は臨月に入る36週から40週未満の期間が多いですが、これも個人差があり、臨月よりずっと前に起こる人もいれば出産ギリギリまで来ない人もいます。
そもそも前駆陣痛は痛みも弱く、お腹が張るのも前駆陣痛の症状の一つです。これが前駆陣痛だと気づかずに過ごす方も多いのです。
また前駆陣痛が起きてから本陣痛につながる期間も、早い人なら数時間、遅い人なら1ヶ月かかることも。
前駆陣痛が来たからといってすぐに陣痛が始まるわけではありませんが、いつ入院してもいいように入院準備を進めておくといいでしょう。
その他の陣痛の兆候について
他にも陣痛の兆候となるものがあります。
・急に眠くなる、あるいは寝付けなくなる
臨月に入ると女性はホルモンバランスが崩れやすくなります。その影響でいつもに比べると異常な眠気に襲われることがあります。
また寝付けなくなるのはお腹の赤ちゃんが授乳するときの生活サイクルを作ろうとしているからという説もあります。
・急に食欲が増える
出産直前になると今まで胃を圧迫していた赤ちゃんが下に下りてくるため、消化器官が圧迫から解放されてたくさん食べられるようになります。
そのため、急に食べても食べてもお腹が減るような状態になったらお産が近い証拠です。
・トイレに何度も行きたくなる
臨月になると下に下がってきた赤ちゃんの頭がちょうど膀胱を圧迫してしまうため、やたらトイレが近くなります。また残尿感も感じるようになります。
夜中に何度もトイレに起きてしまう人も多いです。かといって水分を控えると便秘の原因になるので水分補給は欠かせません。
・足の付根が痛む、足がつりやすくなる
出産間近になると赤ちゃんが通りやすくするために恥骨の結合部が緩んできます。この影響で寝ている最中に足をつったり、足の付け根が痛くなりやすいです。
・胎動が少なくなる
赤ちゃんが下に下りてきて骨盤の中に体がピタッと収まると子宮の中を動けなくなります。そもそも胎動とは赤ちゃんの手足や頭が動いたときに子宮とぶつかったときに起こるので、動けなくなると胎動も減ります。
意外に多い?陣痛を便意と勘違いするケース
お産の体験談を読んでるとよく出てくるのが陣痛の痛みを便意と勘違いしてしまうケース。
便秘でトイレに行っても何も出ない状態が続き、もしかして陣痛?と思ったときにはすでに10分間隔になってた、なんてことも。
なぜ便意と関係してくるかというと、お腹の赤ちゃんが下りてきて、出産の間近になると腸を圧迫します。
便は出るのに残便感が残ったり、物理的に便が出るのを邪魔することも。このように陣痛の前兆として便秘になる人もいれば逆に下痢になる人もいます。
臨月になるとホルモンバランスも乱れてくるので腸が活発に動いた結果、下痢の症状に悩まされる人もいます。
便秘、もしくは下痢の腹痛の痛みがなんとなく陣痛の痛みと似ていて判別しにくいという声は多く、初産婦の場合は経験がないだけに自分でも気づきにくいようです。
また陣痛が激しくなると赤ちゃんが膀胱や直腸を圧迫するので便意や尿意をもよおします。膀胱や直腸が空になっている方がお産もスムーズに進むので我慢せずにトイレに行きましょう。
中には分娩室に行く前にトイレに行ったら、ついでに赤ちゃんが出てきちゃうなんてケースも産婦人科ではよくあることのようです。
もし何度もお腹が張って便意や尿意をもよおすようなら間隔を測ってみてください。陣痛なら規則的な波がやってきて、波が引けば静かで痛みのない休憩時間があります。
「これは陣痛じゃない」と我慢に我慢を重ねるとお産に間に合わない事態にもなりかねないので、お腹の張りや痛みを感じたら安静にして間隔を測りましょう。
陣痛やお腹が張っていることに気づかないケースも
出産は人によって個人差があり、お腹の張り方、痛みの感じ方も人それぞれです。
一定間隔でお腹が張ってる感覚はあるものの、痛みは感じない方の場合、陣痛と気付かず、急に激しい痛みが襲ってきて病院へ行ったらすでに子宮口が7cmも開いていて、先生から怒られた、なんてケースも。
お腹の張ってる感覚がそもそも分からないという方もいて、病院で先生から「お腹が張っている」と言われてもピンとこないことも。特に初産婦は気づきにくいそうです。
もし自分でお腹が張っているのか分からない場合は先生に触ってもらって張っているのかどうか判断してもらうのがおすすめです。
臨月に入ると毎週、ノンストレステスト(NST)をやりますが、そのときに聞いてみるといでしょう。
陣痛の始まりには前兆がある?
陣痛が始まるときは前兆があり、それによって本陣痛かどうか判断します。
一般的には最初に「おしるし」があり、陣痛が始まって、お産の途中に破水するように思われています。
これらの順番は変わることがあり、特に破水から始まるお産は要注意なので、パシャッと大量に流れ出た場合は急いで病院へ連絡する必要があります。
陣痛の代表的な前兆である「おしるし」「破水」「前駆陣痛」3つのケースの状況と対応の仕方を詳しく紹介します。
陣痛の前兆その1 おしるし
そもそも「おしるし」とは何でしょうか?これは赤ちゃんを包んでいる卵膜が子宮壁から少し剥がれたときに出る血液におりものが混ざったものです。医学用語では「産微(さんちょう)」と言います。
出産間近になると赤ちゃんが下がってくるから子宮口から剥がれやすくなります。おしるしは少量なのであまり神経質にならなくても大丈夫です。
人によって違ういろいろなおしるし
・ねっとりしたピンク色のおりもの
・イチゴジャムに似た感じ
・月経の始まりのような薄くてキレイな赤色
・月経の終わりかけのような少量の褐色
実は「おしるし」は誰にでも起こるわけではなく、全体の4割の妊婦さんしかないそうです。残りの6割はおしるしがないまま出産を迎えます。おしるしがなくても心配する必要はありません。
おしるしがあってもすぐに陣痛が始まるわけではありません。翌日陣痛が始まる人もいれば、一週間後に始まる人もいて様々です。いずれにせよ出産を知らせるサインなので気づいたら病院に連絡しましょう。
おしるしと危険な出血の見分け方
・量が違う
おしるしは下着を少し汚す程度の量です。大量の出血があったら何が他の原因が考えられるので病院に連絡しましょう。
・時間を見る
おしるしならすぐ止まりますが、もしなかなか止まらないようなら別の原因が考えられます。
・色や粘り気
おしるしなら粘り気があり、おりものと混じっています。また色もピンク色か茶褐色です。鮮血なら別の原因が考えられます。
・痛みが違う
腹痛や持続的な強い痛み、激痛など痛みを伴うなら別の原因が考えられます。
陣痛の前兆その2 破水
破水とは子宮内で赤ちゃんを包んでいる卵膜が破れて、中の羊水が流れでることです。普通は陣痛がピークに達する、子宮口が全開になる頃に起こります。
破水は分娩でいきむ前に起こるので、産道から膣口までが濡れて滑りがよくなり、赤ちゃんが出てくるのを助ける役割があります。
ところが、陣痛が起こる前に破水することがあります。これを「前期破水」と言い、全体の2~3割の妊婦さんに起きます。早い時期だと破れた部分から細菌に感染しやすくなるので、適切な処置が必要になります。
破水する量には個人差があり、少量ずつ出る方もいれば、いきなり大量に羊水が出る方もいます。少量の場合は破水していることに気づかないこともあります。気づいたらすぐに病院に連絡しましょう。
破水したらNGな行動とは?
・破水後の風呂やシャワーはNG
破水したらお風呂やシャワーで細菌に感染する可能性があるので厳禁です。シャワーだけは病院によってはOKというところもあります。もしシャワーを浴びるなら、体にかからないようにし、足だけを洗うなら安全でしょう。
・破水後は動きまわるのはNG
破水後に動きまわると、さらに羊水が流れでてしまいます。意識して止めようと思っても出てきてしまいます。
自分で判断せずに迷わず病院へ行きましょう。入院の荷物はパパに任せて母子手帳や最低限な荷物だけ持って病院へ。
・病院まで歩いて行くのはNG
たとえ病院まで距離が近くても車やタクシーで行きましょう。羊水で座席が汚れるので、もし乗る場合はビニールシートかバスタオルを引いて横になるといいです。少量ならナプキンでも大丈夫です。
「陣痛タクシー」というのもあるし、タクシー会社によっては妊婦さん向けにあらかじめ登録しておけば来てくれる会社もあります。
破水と尿漏れの見分け方
臨月は尿が漏れやすい時期でもあるので、破水の量が少なかった場合、破水なのか尿なのか判断がつきにくいときがあります。区別の難しい破水と尿の見分け方を紹介します。
・匂いが違う
破水の場合は生臭い匂いがします。尿の場合はアンモニア臭がします。
・色が違う
血液が混じっているような薄いピンク色なら羊水で、、黄色いなら尿です。無色透明の場合は判断は難しいです。
・力を入れると漏れるか
下腹部や肛門に力を入れたときにまだ漏れるようなら羊水、止まるなら尿です。
陣痛の前兆その3 前駆陣痛(下腹部痛)
前駆陣痛は陣痛の準備運動のようなもので、お産につながる本物の陣痛(本陣痛)と違うのでお産にはつながりません。
しかし、これが起こることが本陣痛の前兆になるので前駆陣痛と本陣痛の違いについて理解を深めておくと良いでしょう。
前駆陣痛の詳細は上記の「陣痛と前駆陣痛の違いについて」の項目を参照してください。
実は多い?陣痛の始まりに気づかないことも
陣痛はとても緩やかな痛みから始まるので、特に初産婦は気づかないことがあります。第1回目の陣痛のスタートは、「言われてみればなんとなく痛いかも」程度です。
でも前駆陣痛と違って規則正しく波が来るし、徐々にお腹が張って痛みも強くなるので誰でも分かるようになります。
ただし、陣痛は必ずしも最初は痛いとは限りません。痛みがなくても規則正しくお腹の張りがあるようなら陣痛の可能性があるので、すみやかに病院へ連絡しましょう。
痛くないからとそのままにしておくと、子宮口が開いてきてしまったというケースはよくあります。口コミ体験談もぜひ参考にしてください。
先輩ママの体験談
知人の話ですが、陣痛に全く気づかなかったらしいです。
検診日に普通に検診を受けたら「とっくに陣痛はじまってますよ!」と医者に慌てられ、へその緒が首にからまっていたため胎児の心拍低下ですぐ緊急帝王切開になったので、初産なのにあっという間の出産だったらしいです。たまたま検診日で良かったと言ってました。
というわけで、気になったら病院で診てもらうと良いと思いますよ?
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2604052.html
私も規則的な張りが陣痛の始まりでした。
初めに気づいたのが10分間隔。
もしかして、と思ったのでお風呂入ってシャンプーしてました 笑
それが朝の4時半頃で、とりあえず病院に行こうと思ったのが7時半。
その頃には5分間隔で、痛みはお腹を壊した時のような感じだったと思います。
実際、汚い話で恐縮ですが下痢気味だったのもあったのかも知れませんが^^;
病院に着いたのが8時で、その頃には間隔は3分無かったです。
お腹が痛いと言うよりは腰が酷くて・・・
苦しいって感じだったと思います。
でもそこから生まれるまで9時間半掛かりました。
初産婦ですぐ生まれると言うことはあまりありませんが、
病院に一度電話してみた方が良いと思いますよ!
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2604052.html
私も「生理痛の1.5倍くらいの痛みだな」と思うのが
5分間隔できていました。
念のため病院に電話したら
入院の準備してきてくださいって言われて行きましたよ。
NSTをやってお腹の状態みてもらって、
そのときはまだ子宮口が3センチしか開いてなくて、
「今日は生まれないかもしれないけど入院しとく?」といわれて
そのときは結局夕方に一度帰宅。
その日一日中規則的な張りがありました。
で、その明け方異常なおしるしがあって、また電話したら
やっぱり来いといわれたので行きました。
でもそのときも「痛いけどこんなの余裕」って痛みが5~8分おきでした。
その日も生まれず、病院内を歩き回り、階段を上り下りしまくって、
明け方四時に破水。そのあとの本格的な痛みは今までとは比べ物になりませんでした。
私の場合は赤ちゃんにへその緒がまきついていたため、
ゆっくりしか降りてこられず、そのための微弱陣痛になったようです。
「これ陣痛かな?」って不安でいるより、病院に行ってみてもらったほうが精神的にも安心できると思いますよ~。
http://oshiete.goo.ne.jp/qa/2604052.html
こんなお腹の張り方のときはすぐに病院へ!
予定日に近づくと前駆陣痛といって不定期にお腹が張るようになります。これは陣痛のためのウォーミングアップみたいなもので心配しなくてもウソのように治まります。
しかし中には危険なお腹の張り方の場合もあり、そんな場合はすぐに病院に連絡をしてください。
こんな症状が出たら病院へ連絡!
・お腹の張りがずっと続いている
・強い痛みがある
・胎動を感じなくなった
・おしるしとは違う出血があった
横になってもお腹の張りや痛みがずっと続いて収まらないときは何か異常があるかもしれません。
また出血がある場合はおしるしかどうかが判断の分かれ目です。通常のおしるしの場合はピンク色で血の混じったおりもので粘り気があります。
おしるしがあれば数日以内に陣痛が始まる兆候ですが、もし出血がサラサラとした血だった場合は、切迫流産、切迫早産、常位胎盤早期剥離、子宮外妊娠などいろいろなケースが考えられます。
お腹の赤ちゃんにとっては危険な状態であるサインの可能性もあり、いち早くかかりつけの先生に連絡しましょう。
また急に胎動を感じなくなった場合は赤ちゃんに何か起きた可能性もあります。胎動の強さは回数は個人差がありますが、病院へ連絡した方がよいでしょう。
少量の出血ならともかく大量に出血した場合、あるいは強い痛みに耐えられない場合はすぐに救急車を呼んでください。とても危険な可能性があります。
お腹が張らないための日常生活の過ごし方とは?
臨月になりお腹が張るのは自然なことなので心配はありませんが、無理するとお腹が張る原因になってしまうので気をつけないといけません。
日常生活で気をつけた方がいい場面とそうならないための対策を紹介します。
・ストレスを溜めない
ストレスを溜め込むとお腹が張る原因になることもあります。お腹の赤ちゃんのためにもなるべくストレスを溜めない生活を心がけましょう
・寝る時は左側を下にする
体の右側には静脈が走っているので、右側を下にすると圧迫して血流が悪くなります。寝るときはなるべく左側を下にして寝るようにしましょう。
・長時間、同じ姿勢や立ったままでいない
長時間同じ姿勢でいたり、立ったままでいると血流が悪くなります。同じ姿勢をさけて無理のない範囲で動くようにしましょう。
・トイレで排便に時間をかけすぎない
トイレでいきむと腹圧がかかるためにお腹が張る原因になります。どうしてもこの時期は便秘になったり下痢になりがちですが、規則正しい生活を心がけ、食生活を見直すことでお通じを改善しましょう。
・ガスが溜まるイモ類は食べ過ぎない
お腹がガスが溜まる食べ物にはイモ類、炭水化物、豆、おから、炭酸飲料などがあります。特にさつまいもやおからの不溶性食物繊維は腸内で大量のガスを発生させます。
ガスが発生するとお腹がさらに張ってしまいます。妊婦さんの場合はイモ類は注意が必要です。
・咳やくしゃみ予防のために風邪ひかないようにする
咳やくしゃみをすると腹圧がかかりお腹の張りに影響を与えます。咳やくしゃみが起きないように普段から風邪対策としてうがい、手洗いを徹底するなど気をつけましょう。
お腹の張りを感じたらセックスは中止を!
妊娠中はセックスしても問題ないことが多いのですが、普段と違って膣内は充血して傷つきやすくなっています。膣内を激しくこすって刺激したり、奥深くまでの挿入は避けましょう。
また流産や早産、前期破水などの原因になる性感染症を防ぐためにもコンドームは必ずつけましょう。セックスの途中で少しでもお腹の張りを感じたら中止してください。
臨月になるとお腹も大きくなるので、お腹に負担がかかる体位や長時間に及ぶセックスも避けて下さい。
また子宮に刺激を与えるものとして「乳首への刺激」「精液」「オーガズム」があります。
乳首への刺激は子宮を収縮させると言われています。産後に赤ちゃんに乳首を吸われることで子宮が収縮する仕組みになっています。
精液の中にはプロスタグランジンという陣痛を促進させる成分と同じものが含まれています。女性の体内では月経に合わせて分泌され、子宮を収縮させることで経血をスムーズに排出する役割があります。
データによると女性はオーガズムを感じるとお腹が張るそうです。でも流産するほどではないので、無理にオーガズムを我慢する必要もありません。
臨月になるといつ破水してもおかしくないので、少しでもお腹の張りを感じるならセックスはなるべく控えることをおすすめします。
初産婦と経産婦の一番大きな違いとは?
初めての妊娠だとお産がどう進むか分からないから不安だらけだと思います。陣痛の始まりに気づけないかもしれません。しかし経産婦なら早く気づきやすいでしょう。
経産婦と初産婦の一番大きな違いは、子宮口や産道が開きやすくなること。やはり一度広がった経験があると、子宮口自体が柔らかくなり次回も開きやすくなります。
子宮口が全開になるまで時間を要しないので初産婦に比べるとお産が早く進みます。分娩にかかる時間が短くなるので出産が楽になります。
分娩にかかる時間の平均も、初産婦が11~15時間かかるのに対し、経産婦の場合は6~8時間と、約半分くらいと言われています
また初産婦に比べると痛みのMAXがどれくらいか経験で分かるので、「もっと痛くなる」とか「これがMAXの痛みだ」などと分かる分、気持ちに余裕があるでしょう。
まとめ ~覚悟を決めて出産に臨もう~
お腹の張りが陣痛なのかどうか最初は分かりにくいところがあります。陣痛が始まっても最初は余裕があるし、波が引いていれば会話したりトイレに行くこともできます。
陣痛の間隔が短くなり痛みが強くなってきたらさすがに余裕はありませんが、赤ちゃんが出よう出ようとしているのだから、赤ちゃんと共同作業で一緒に乗り越えるつもりで出産に臨みましょう。
初めての出産で不安や恐怖を抱くのはみんな同じです。でもみんな乗り越えてきています。なるようにしかならないのだから覚悟を決めておきましょう♪
産後のおすすめ骨盤ベルト
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妊娠中と産後は葉酸の摂取を忘れずに!
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【妊娠中期~後期】
流産や早産を予防、貧血予防、妊娠高血圧症候群の予防、免役機能を高める、など。
【産後の授乳期】
造血効果により母乳の出を良くする、母乳の質を高める、産後の子宮回復、産後うつ予防、産後の抜け毛予防など。
成人女性の葉酸の平均摂取量は1日あたり約240μgですが、厚生労働省は授乳期は340μg摂取するように推奨しています。つまり100μg足りません。
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