赤ちゃんが指しゃぶりをさかんにするようになる3~4ヶ月頃。
まだ歯は全然生えていないけど、歯固めってそもそも必要なんでしょうか?
もし必要ならいつから必要なのか?歯固めの代わりにおしゃぶりじゃダメなの?
そんな歯固めに関する疑問を解決するべくまとめてみたので紹介します。
歯固めってそもそも必要?

はっきり言うと、必ずしも必要なものではありません。なぜなら与えても赤ちゃんが必ずしも歯固めを噛むとは限らないからです。発達の面ではあってもいいけど、なくてもいいおもちゃという感じです。
ただし、歯が生え始めのむず痒い時に歯固めがあるとよい刺激になります。また、歯茎のマッサージ効果で乳歯の成長やアゴの発達をサポートする効果があります。
そして自分の手で握って口に入れてもぐもぐすることが、これから始まる食事への最初のステップにつながるという説もあるので、もし迷っているなら買ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、おもちゃがついている歯固めの場合、たとえ歯固めを噛まなくても、成長するにつれて、ただのおもちゃとして遊び始めるケースもあります。外出時にも使えるので、1つ用意しておくと安心です
歯固めはいつから必要?
赤ちゃんが「歯ぐずり」をするようになったらタイミングです。歯ぐずりとは歯が生え始めてむず痒かったり痛かったりで赤ちゃんの機嫌が悪くなることを言います。
歯が生え始めの頃のムズムズ感は「痒い」と表現するのが適切なようで、掻こうとしても掻けないし、掻いても治まりません。
不快でギャン泣きしたり、夜泣きがひどくなったり、よだれの量が多くなったり、タオルやおもちゃを噛むようになったら歯固めを検討する時期です。
赤ちゃんの歯が最初に生える場所は下の前歯です。時期は生後6~9ヶ月頃(個人差があります)になります。歯が生えていないか普段から口の中をチェックしておきましょう。
もちろん歯が生える前から与えても大丈夫です。赤ちゃんがおもちゃなどを噛み始めたら、早すぎることはないでしょう。赤ちゃんが歯固めを気に入れば、歯がなくてもいつの間にかカミカミするようになります。
歯固めは自分で持って使うので、自分の意志でおもちゃを掴むことができる生後4ヶ月くらいからが与えても良い時期と言えます。
歯が生える時期で赤ちゃんが歯がゆい思いをする期間も個人差があります。最初の1~2本でイライラが治まる赤ちゃんもいれば、全部生え揃うまで手放せない赤ちゃんもいます。
おしゃぶりじゃダメなの?
おしゃぶりも歯固めと同じように噛むものだから、歯固めの代わりにおしゃぶりでもいいのでは?と思うかもしれません。
結論から言うと、おしゃぶりの使用には賛否両論あり、私個人としてはおすすめしません。理由は歯が生え始めた頃に悪影響を与える可能性があるからです。
おしゃぶりは歯固めと違ってクセになりやすく、ずっと咥えたままになりがちです。歯が生え始めてもおしゃぶりや指しゃぶりをしていると出っ歯になりやすいのです。
最初に生える乳歯が出っ歯になり、次の永久歯が生えるまでずっと出っ歯のままに。生え変わるタイミングでまだ指しゃぶりがクセになっていたら、永久歯まで出っ歯になる可能性が出てきます。
そのため、できるならおしゃぶりは使わないで歯固めの方がおすすめです。歯固めなら歯のむず痒さがなくなれば使わなくなるので問題ありません。
ちなみにベビー用品大手のコンビから発売されていたおしゃぶりを3歳まで使い続けたところ、歯列やアゴが変形するなど深刻な症状が出たとしてコンビに対して損害賠償を求めて訴訟が起こされています。
後に和解しましたが、この「おしゃぶり訴訟」をきっかけに母子手帳に「おしゃぶりの長期間の使用によるかみ合わせへの影響について」の記述が追加されました。
ということで、おしゃぶりは一度使うとやめられなくなるし、必要ないのなら使わない方がよいでしょう。
歯固めの選び方は?
最初は安いベーシックなものを買った方がよいでしょう。なぜなら赤ちゃんにも好みがあって、複数の歯固めを買い与えても、どれが気に入るか分からないからです
赤ちゃんの場合、成長する時期に応じて歯固めの硬さや厚さ、噛み心地の好みが変化するので、1つだけだと飽きてしまう可能性も。いくつか買って試してみるとよいでしょう。
赤ちゃんによってはゴムが苦手な可能性もあります。この場合、天然ゴムもシリコンゴムも使えないことも。そういう場合は木製や布製の歯固めもあります。また、歯固めのおもちゃ以外にも歯固めビスケットのようなものも売られています。
まとめ
いかがでしたか?歯固めには赤ちゃんの歯が生え始めのむず痒い時期に良い刺激になることから、買うか買わないか迷っているなら試しに買い与えてあげてください。
赤ちゃんが気にいってくれるかどうかは赤ちゃん次第のところはありますが、赤ちゃんの好みはコロコロ変わるので最初は見向きもしなくても、そのうちカジカジするようになるかもしれません。
口に入れるものなので、選ぶときは材質などもよく吟味してから選ぶとよいでしょう。
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