赤ちゃんが火がついたように泣き叫んで泣きやまない・・・
授乳して間もないからお腹も減っていないはず。オムツも確認したばかり。部屋の温度も寒くないし、一体なんで泣いているの???
抱っこしても効果もなく、仕方なく泣いている赤ちゃんを抱きかかえて家中をぶらぶら歩いてみるが、赤ちゃんのぐずりはなかなか収まらず・・・。
10分たち、20分たち、もうすぐ30分・・・。はぁ・・・疲れる。
そんな時に「待てよ?泣きやまない時は泣きつかれて泣き止むまで放置してみてはどうか?」という悪魔の考えがフッと浮かぶ。
泣いても無駄だと分かれば勝手に泣き止むのでは?という希望的観測です。
でも、赤ちゃんは「ギャァァァーーー!!!」と悲痛に叫んでいます。まるで人生の全ての悲しみを訴えているような魂の叫びです。これを本当に放置してもよいのだろうか?親としての良心がズキズキ痛みます。
そこで赤ちゃんが泣きやまないときに放置してもよいのかどうか調べてみました。ぜひ参考にしてください。
泣いている赤ちゃんを放置するのはアリ?ナシ?
いつまでも泣きやまない赤ちゃんを放置してもよいのでしょうか?答えは「NO!」です。
なぜなら泣いている赤ちゃんを放置するとサイレントベビーになってしまう可能性があるからです。
サイレントベビーとは無表情であまり泣かない、笑わない子のことを指します。親にとっては泣かない子は手がかからないから一見よいことのように思えます。
しかし、恐ろしいことにサイレントベビーのまま育つと将来、発語が遅れたり、コミュニケーション能力が低くなったり、情緒不安定、無気力な子どもに育つと言われています。
サイレントベビーになる原因は泣いている赤ちゃんを長時間放置することにあります。赤ちゃんが「どうせ泣いたって相手にしてくれない」と諦めてしまうんですね。
私はこの事実を知って怖くなりました。我が子がこんな子どもに育ったら・・・と思うと放置するなんて絶対にできません。
さらにこんな記事もありました。
昔、ソ連で実際に実験されたことあるよ。
赤ちゃんを2つのグループに分けて、1つのグループの赤ちゃんは泣いたらすぐに人が抱いたり言葉をかける。もう1つのグループは面倒は見てもらうけど、泣いても相手にしない。
どちらが「忍耐強い人間になるか」の実験。実験の前は多くの人が「泣いたらすぐにあやしてもらう赤ん坊は、甘ったれで弱い人間になる。泣いても放っておかれる赤ん坊は我慢強くて強い人間になる」という予想を立てていた。
実験結果は真逆だった。 すぐに抱っこして言葉をかけてもらえた赤ん坊グループは、明るく健康で頑張りやになった。「泣く」という赤ん坊唯一の「訴え」がちゃんと聞き届けられるという基本的信頼が満たされ、自分が努力すれば報われると言う自信を持てた。
泣いても放っておかれた赤ん坊たちは、実験後すぐに「泣いても無駄」と悟って大人しい赤ん坊になった。けど無気力で信頼関係や愛情を持てない人間に育った。「努力しても無駄」「愛されていない」「この世は自分を必要としていない」という認識を持ち、自殺した者もいる。
有名な実験だ。知らなかった?
ということで、泣いている赤ちゃんは放置せずに、声をかけたり抱っこしてあやしてしっかりとコミュニケーションをとってください。
赤ちゃんはなんで泣いているの?
赤ちゃんが泣いている原因が分かれば適切に対処できるので、親はみんな原因を探ろうとします。もっとも、いくら考えても分からないときもあるので、そういうときは「そういうものだ」と諦めて、赤ちゃんをあやすしかありませんが。
泣いている理由として代表的なのは
・お腹が空いている
・オムツが濡れて不快
・寒い、暑い
・寂しくて抱っこして欲しい
・眠い
・自分でもよく分からなくて泣いている
・退屈だよ~
などがあります。このどれかに当てはまるかチェックしてみましょう。
親はどこまで対応すればいいの?
でも赤ちゃんが泣く度にいちいち構っていたら親も大変です。いつまでもずっとべったりくっついていないといけません。これでは家事もできません。
放置するのは良くないにしても、逆に構いすぎだと親が大変です。そこで大事なのが「どこまで構うべきか」です。
もちろんギャン泣きしているのに放置はいけません。泣いているときは、しっかりそばで見守り、声をかけながら、しばらく様子をうかがう。
数分間くらいなら泣かせたままでも問題ないでしょう。家事で手が離せないときなら、赤ちゃんに「はーい」とか「ちょっと待っててね」「○○ちゃーん!」などと、声だけでもかけてあげましょう。
四六時中、抱っこする必要はないですが、「いつでもあなたのことは分かっているよ」という意思表示をすることが大切です。
まとめ
いかがでしたか?赤ちゃんが泣いているときは放置しておくのはよくありません。
べったりくっついてずっと抱っこする必要はありませんが、手が離せない時でも、声かけなど赤ちゃんに意志表示することはとても大事です。
ただし、あまり神経質になるのも考えものです。なぜなら育児はこれから先、大変なことがいっぱいあります。
そのたびに「どうしよう?」とうろたえて心配していたら疲れてしまいます。少し肩の力を抜いてもっと楽しみながら育児しましょう♪
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