赤ちゃんが夜、ぐずって泣き止まない!一体何が原因なの?
オムツは替えたばっかり。授乳してまだそんなに時間がたってない。部屋の温度は寒くないはずだし、厚着して暑いということもないはず・・・。
あとはどんな原因があったっけ???あー今すぐ知りたい!!
ということで、赤ちゃんが泣いている原因として考えられるものを全部リストアップしてみました。
赤ちゃんが泣き止まないときはこのリストを見てチェックしてみてください。
赤ちゃんが泣いている原因のリスト
よくある原因として、空腹やオムツの不快感など肉体的な原因、寂しさなど精神的な原因、そして腸重積や急性中耳炎など病気的な原因があります。
原因1:お腹が空いている
前回の授乳からどれくらい時間がたっていますか?母乳の後、いつも2時間は平気だったとしても、赤ちゃんの食欲はその日によって変わるので、実はお腹が空いているのかもしれません。
また離乳食に入るとミルクの量を調節しますが、食べ過ぎないようにした結果、量が足りていない可能性もあります。
赤ちゃんはどんどん成長しているので、もし泣き止まないようなら一度授乳してみるのもおすすめです。
原因2:オムツが濡れている・痒い
オムツが濡れていると冷たかったり気持ち悪かったりと、不快感を訴えて泣きます。最近の紙おむつは性能もよく、おしっこしても表面はサラサラしていますが、だからといって長時間交換しないとおむつかぶれになる可能性もあります。
また常にオムツを履いていることでオムツの中は蒸れ蒸れになり、ちょっとした刺激に敏感になっています。場合によってはオムツの中がとても痒くて辛いのかもしれません。オムツが濡れていなくても、長時間つけたままなら、一度交換してみるのもいいでしょう。
原因3:湿疹・虫刺され
赤ちゃんは体温も高いし、大人よりも虫に刺されやすいので注意が必要です。ひどい湿疹ができたり、複数箇所を虫に刺されて痒い場合に赤ちゃんは自分では掻けないので泣き出してしまいます。
対策としてはすぐに刺された箇所を水をかけて虫のばい菌を洗い流しましょう。外出先で水がない場合はお茶でもかまいません。かゆみ止めがない場合はとりあえず3~5分ほど冷やしましょう。
市販薬を塗るなら炎症を抑えるステロイド剤、かゆみを抑える抗ヒスタミン剤から選びましょう。ステロイドに抵抗のある方も、虫刺されの場合だけは短時間使うと効果があるので試してみるといいでしょう。
原因4:眠くて不機嫌
大人なら疲れて眠くなるとウトウト気持ちよく寝てしまいますが、赤ちゃんの場合、眠くなると不機嫌になって泣くことがあります。これを寝ぐずりと言います。
寝ぐずりは昼間にしっかり遊んで夜眠る睡眠サイクルが出来てくる1歳頃までには収まるといわれています。
寝ぐずりでグズるようなら、部屋の電気を暗くして、抱っこして部屋の中を歩き回るといいです。普段から規則正しい生活を送り、なるべく日中は一緒に遊んで疲れさせるといいでしょう。
原因5:寒い・暑い
部屋の温度が寒すぎませんか?あるいは、寒いからという理由で赤ちゃんに厚着させてませんか?
赤ちゃんは体温調節機能が未発達なので、寒い、もしくは暑くて不快に感じると泣き出してしまいます。赤ちゃんは体温が高いから大人の感じる寒い・暑いとは少し違っているので気をつけましょう。
原因6:ガスでお腹が張っている
赤ちゃんは自分でげっぷやおならを上手く出すことが出来ません。授乳のたびにゲップを出させていても、実はうまく出ていないことはよくあります。ゲップが出そうで出なくて不快感で泣き出してしまいます。
また、腸が動いてガスが発生しても、おならをうまく出せなくてお腹が張ってしまい、不快感で泣き出してしまうことも。
原因7:ウンコが詰まっている
便秘気味の場合、腸にウンコが溜まってしまいお腹が張って気持ち悪く感じて泣いてしまいます。こういう場合は綿棒浣腸で便を出してあげましょう。
原因8:抱っこしてほしい
家事が忙しいと、赤ちゃんを見える場所に置いたままにしがちですが、いくら姿が見えるからといって、長い間、赤ちゃんに触れていないと、赤ちゃんは寂しくて抱っこしてほしがります。
赤ちゃんは目や耳はまだ未発達ですが、触覚は敏感です。寂しくて不安になると泣いてしまいますが、抱っこしたり触れ合うことで不安が解消し、癒やされます。
原因9:赤ちゃん自身も理由が分かってない
大人には理解しづらいのですが、赤ちゃんの場合、自分でも何で泣いているのか分からないけどグズグズと泣いていることがあります。こうなると原因も何もありません。
しいて原因を考えるなら、赤ちゃんが繊細な神経の持ち主で、予防接種など痛い経験をしたことがきっかけで悪夢にうなされている可能性もあります。
優しく抱っこしてあげて、あとはひたすら赤ちゃんが泣き止むまであやしつづけましょう。赤ちゃんが泣き疲れて自然に収まるまで時間がかかりますが、耐えましょう♪
夜泣きは一生続くものではありません。ピークは1~2ヶ月なのでそれまでの我慢です。
原因10:腸重積(ちょうじゅうせき)
ウイルス感染により腸の組織が腫れて腸閉塞を起こすのが腸重積です。診断が遅れると手術が必要になるので早期発見が必要です。
赤ちゃんが嘔吐したり、粘血便が出て号泣していたら腸重積の疑いがあります。おへその右上を抑えるとしこりがあり、触れると赤ちゃんが号泣します。
発熱はありませんが、いつもと違う様子で不機嫌で顔面蒼白でぐったりしていたら腸重積の可能性があるので夜間でも早目に病院へ連れていきましょう。
原因11:急性中耳炎
乳幼児期に多く見られる病気で、かぜをきっかけに発病します。急性中耳炎では耳の痛み、耳だれがおきますが、赤ちゃんは自分で訴えることができません。
夜中に突然、泣き出したり、不機嫌だったり、耳を触るしぐさ、原因不明の発熱があれば急性中耳炎の可能性があります。
冬のかぜを予防するのが大切で、治療方法としては抗生物質や解熱剤が効果的です。
原因12:鼠径(そけい)ヘルニア
鼠径ヘルニアとは腸が飛び出して足の付け根の鼠径部にはみ出てふくらんだ状態のことをさします。男の子に多い病気で先天的な病気です。
症状が出る時期は個人差があり、生後3ヶ月までに見つかったものは自然に治ることもありますが、5ヶ月以降に発見されたものは元に戻らないので手術する必要があります。
痛がって火がついたように泣き出したら緊急ケアが必要です。泣いたりいきんだりすると鼠径部がふくらみ、締め付けられて元に戻らないと血が通らなくなり痛みを感じます。
オムツチェックをしたときに鼠径部も観察してみることが大切です。
原因13:発熱・風邪
発熱する30分前から泣き出すことがあります。発熱が起こる原因は赤ちゃんの体内に入った細菌をやっつけようと防衛機能が働くからです
普段と較べて食欲がない、ぐずってる、ぐったりしているなどの症状があったら注意が必要です。
他にも赤ちゃんの体温を測り、顔色や唇の色に変化はないか観察してください。また母乳やミルクを吐き出したり、飲む量が減っていないかもチェックしてください。
逆に熱があるわりに機嫌がよく、食欲も普通で、手足も活発に動き顔色もいいならそれほど心配はいらないので、しばらく安静にして様子を見るといいでしょう。
原因14:いびき
赤ちゃんがいびきをかいていると眠りが浅くなり、夜泣きの原因になります。赤ちゃんは口呼吸が苦手で鼻呼吸しているのですが、構造的に鼻の通り道が狭いため、大人よりも鼻づまりしやすいです。
「うーん」とか「くーくー」くらいのいびきなら生理的なもので問題ありませんが、「ズズッ」という鼻水をすすり上げるようないびきは鼻づまりから来ているので対処が必要です。
判断が難しい場合はいびきをかいている様子を動画で撮影して小児科や耳鼻咽喉科で診てもらいましょう。
原因15:小児肘内障(しょうにちゅうないしょう)

赤ちゃんの肘は簡単に脱臼します。「まさかこのくらいで?」と思うくらいの弱い力で肘を引っ張っただけでも肘が抜けてしまいます。
赤ちゃんは肘が抜けても痛いと言えず、ただ泣き出します。肘が抜けるとその腕を動かそうとせず、大人が肘を触っただけで痛がります。
親がはっきりと腕をひっぱった以外でも、肘や手をついて藤をぶつけただけでも脱臼することがあります。赤ちゃんが急に腕を使わなくなったら小児肘内障を疑った方がよいでしょう。
まとめ
いかがでしたか?赤ちゃんがギャン泣きして原因が分からない場合は上から順番に見てチェックしてみてください。当てはまるものがあれば適切な対処をお願いします。
オムツやお腹が空いているなど、よくある理由に当てはまらない場合は、寂しくて抱っこしてほしいか、病気の可能性もあります。
普段からよくお子さんを観察して「ちょっと変かな?」と思ったら当記事を参考に原因を探してみてください。
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