電車で赤ちゃんが大泣きしたら、親は焦りますよね。周りの冷たい目線が非常に気になります。
疲れて少しでも眠りたいサラリーマンだっているかもしれないし、もし自分がその立場だったら「親は何やってんだよ!早く泣き止めさせろよ」と心の中で舌打ちしたかもしれません。
もちろん、いざとなったら最終手段として次の駅で降りるという方法がありますが、少しでも周りに迷惑をかけないように赤ちゃんがぐずるのを止める方法を調べたので紹介します。
すでに知っている方法も含まれていると思いますが、数々の先輩ママたちの知恵をまとめたのでぜひ参考にしてください。
赤ちゃんが大泣きしたときの親のとるべき態度とは?
最近、批判が多いのが、赤ちゃんがぐずって大泣きしているのに、スマホをいじっているママたち。
他にも他のママ友としゃべっていたり、周りへの迷惑をまったく気にしないで放置気味の親が目立っているようです。
迷惑をかけられる方からすれば親が全く何もしないのは腹が立ちますよね。少しでも何とかしようと努力している姿勢が見られれば「ま、赤ちゃんだから仕方ないか」と納得してくれるでしょう。
また、もし次の駅で降りると決めたときは、あえて周りに「次の駅で降りようね」と聞こえるように言うことで、周りの客も「あ、次で降りるのか。だったらまあいいか」と、もう少し我慢してくれるでしょう。
どんな大人もこういう赤ちゃんの時代があったのだから、少しくらい泣いても大目に見て欲しいものですが、中にはすぐにキレて文句を行ってくる乗客もいるかもしれません。
そういうときに大事なのは親のとる態度です。少しでも迷惑をかけないように努力している姿勢だけでもアピールしておきましょう。
電車に乗る前にあらかじめ準備しておくべきこと
赤ちゃんを連れて電車に乗る前にあらかじめいろいろ準備しておくとよいことがあります。
・乗る前にいっぱい運動させて疲れさす
・乗る前に授乳してお腹いっぱいの状態にする
・新しいおもちゃ、お菓子などを用意する
・いざというとき授乳できるように授乳ケープを用意
具体的なぐずり対策は次項に詳細を書きましたが、最低限でもこれだけは準備しておきましょう。
その上で空いている列車に乗る、座れない場合は抱っこして外の景色を見せる。可能なら先頭車両に乗るなど。満員電車はできるだけ避けましょう。
電車で大泣きする赤ちゃんのぐずり対策まとめ
・抱っこしてゆらゆらする
もはや定番すぎて書く必要もないくらいですが、抱っこしてゆらゆら揺らすととりあえず泣き止みますよね。
・言いなだめる
2歳未満の子どもの場合、「電車の中だから静かにして」と注意しても、言っていることを理解して素直に従ってくれることはまずありません。泣いている原因がオムツやお腹が空いていることなら次の駅で下りて何とかするしかありません。
逆に2歳以上のお子さんの場合、こちらの言うことを理解できます。大事なのは泣いている原因を理解して、上手に気をそらすことです。
馬の目の前に人参をぶら下げるように、「○○駅に着いたら美味しいもの食べようか」とか「今日は○○ちゃんに会えるね」など楽しい出来事を想像させるようにすると子どもは徐々に不満が薄れていきます。
・電車で座る
赤ちゃんがいるときは立っているよりも座っている方が抱える負担が少なく、赤ちゃんの機嫌も安定します。座れそうな車両まで移動する、各駅停車に乗り変えるのがよいでしょう。
・ベビーカーよりも抱っこ紐で!
ベビーカーに寝転がっていると上の景色しか見えず飽きてしまいます。ぐずり始めたらおんぶや抱っこしてあげることで体勢や視界が変化して赤ちゃんも落ち着きます。
またママと顔も近くなり、温もりも感じられるので赤ちゃんに安心します。普段はベビーカーしか利用しないママも、電車移動のときは抱っこひもを持参した方がよいでしょう
・歌を歌う
童謡など歌を歌うのも良い方法です。もちろん周りの目があるから小さい声で。
・絵本(布絵本)を読み聞かせる
好きな絵本があれば読み聞かせてあげると泣き止むことがあります。持ち運びしやすい小さいサイズのものや、カシャカシャ音がする布絵本なんかもおすすめ。
・先頭車両の運転席を見せる
バスや電車に乗ったときに運転席が見える先頭車両に乗り、前方の景色や運転手さんの動きが見える場所に座る。乗り物が動いている感じが良いのかおとなしくなるそうです。
・窓の外の景色を見せる
ある程度、大きな子どもの場合、座ったら靴を脱がせて窓の外の景色を見せるのは有効です。赤ちゃんの場合は抱っこしてドア付近に乗って「ほら鳥さんがいるよ」などと話かけて外の景色を見せましょう。
・赤ちゃんを動かす
ベビーカーや抱っこひもなどで赤ちゃんは動けないストレスを感じています。ママが座っている場合はかかとを上下に浮かして膝の上の赤ちゃんを動かしてあげます。立っている場合は赤ちゃんの足を持ってゆらゆら揺することで体を動かしてあげましょう。
・シールブック
シールを貼ったり剥がしたりできるシールブックで遊ばせます。テーブルのある新幹線のよう乗り物であれば、シールブックを置いて子どもが飽きずに楽しめます。
・手遊び歌
お菓子やスマホに頼らなくても赤ちゃんと触れ合えるのが手遊び歌です。児童館に行くと教えてくれるし、CDや本も出ているので参考にしてみてはどうでしょうか。
・なぞなぞ・しりとり
ある程度大きな子どもには、なぞなぞ、あるいはしりとりゲームなどを小声で行うのも有効です。
・お絵かきノートとペン
落書きできるようにお絵かきノート、メモ帳にペンを持参するとよいでしょう。折り紙ができるなら折り紙も有効です。
・人間ウォッチング
周囲の人間が見渡せる場所に座らせ、人間観察させる。あるいは車内広告がいっぱい周りにあるから、子どもも興味を持つことでしょう。いい機会だから子どもといっぱいお話しましょう。
・次の駅で降りる
時間に余裕のある場合なのが前提ですが、一度電車から降りることで気分転換になります。赤ちゃんも落ち着くし、子どもが騒 いで車内に居づらかった親にとっても気分転換になるでしょう。
何本も電車を見送ったり、運転手さんにバイバイしたりすると子どもも楽しめます。車内で泣いてどうにもならなかったときの最終手段ですね。
・急行から各停に乗り換える
もし急行の電車が混雑しているなら、空いている各駅停車に乗り換えましょう。混雑している雰囲気に居心地の悪さを感じて赤ちゃんは嫌がることがあります。
・新鮮なおもちゃ
お気に入りのおもちゃがあるとしばらく遊んでくれるでしょう。でも飽きてしまう可能性があるので、新しいおもちゃ、あるいはしばらく遊んでいないおもちゃがあると安心です。
ちなみに音が出るおもちゃは迷惑がかかるのでなるべく音の小さいオモチャがよいでしょう。
・手鏡
赤ちゃんにもよりますが、鏡を見ると夢中になって機嫌がよくなる子がいます。フタ付きの鏡だとフタの開け閉めで遊べるし、鏡一つでけっこう遊べます。
手鏡がない場合はスマホやタブレットのインカメラを使うと自分が映るので赤ちゃんは興味を引かれます。
・スマホ(タブレット)
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小さい子どもにスマホやタブレットを渡すのは若干抵抗がありますが、渡せば大人しくなるのなら選択肢としては有効です。
スマホやタブレットがあれば画像や動画、ゲームなどいろいろできます。音量だけはうるさくならないように気をつけましょう。
ただし長距離移動ならともかく短い時間なのにスマホやタブレットを渡して親子の会話がなくなるのは教育上少し問題があるかもしれません。ケースバイケースで対処しましょう。
ちなみにお気に入りのDVDがある場合はDVDプレイヤー、あるいはノートパソコンなどで見せるという手もあります。
・赤ちゃんが泣き止む動画
ユーチューブに赤ちゃんが泣き止むと評判の動画があります。「15分連続再生 泣きやみ動画のふかふかかふかのうた」というタイトルで、2017年2月現在で1330万回も再生されています。
・顔をなでる
眉毛や鼻筋をなでると赤ちゃんが落ち着くそうです。やり方としては眉毛は眉頭から眉尻に向かって指でスーッとなでる。鼻筋は上から下になでます。たったこれだけでも気分が落ち着いて静かになるようです。
・お菓子
お菓子を与えることに関しては賛否両論があります。一つは公共の場である電車の中で食べるのはマナー違反だし、悪いマナーを小さい頃から覚えさせることになります。
本来なら食べるべきではない場所である電車でも、親に与えられればそれが正しいと思ってしまいます。一度身についてしまった習慣を後で変えるのは大変なので、できれば与えない方がいいでしょう。
それでも効果はあるので、もし与える場合はここぞという時に与える普段あまり食べさせたことのないお菓子がいいでしょう。
与える際は、騒いだら与えるでは子どもが間違って覚えてしまうので、一つ与えて、「もし騒がずに駅まで行けたら、もう一つあげる」と約束すると子どもは頑張って我慢します。
与えるものとして人気なのは、赤ちゃん煎餅、飴、ラムネ、お茶、ちぎった食パン、米はぜ、おにぎり、などです。
・くすぐる
赤ちゃんの体をちょこちょこ触って刺激してあげると機嫌がよくなって泣き止むことがあります。特に耳をくすぐるのが効果的です。一説によると耳をくすぐると7割の赤ちゃんが泣き止むとか。
・おしゃぶり
ずっと咥えていると歯並びやかみ合わせに悪影響を与えると言われており、使用するかどうかには賛否両論があります。もし使うなら、ここぞという場面で使うのがよいでしょう。
・レジ袋をカシャカシャ
定番ですが、スーパーやコンビニのレジ袋を耳元でカシャカシャすると泣き止みます。赤ちゃんは紙袋のカサカサ音などにも敏感ですよね。
・水分補給
赤ちゃんが泣いている原因が案外、喉が渇いたということもあります。電車などお外を移動していると空気が乾いていて喉が乾くことも十分考えられます。お水や麦茶などを入れたマグを携帯して飲ませてあげるとよいでしょう。
・お口にあわわ
泣いている赤ちゃんの口に手のひらで覆うように「あわわわ・・・」と振動させると泣き声に波が出て、不思議に泣き止むことがあるようです。
まとめ
いかがでしたか?電車内でのぐずり対策をいろいろ紹介しましたが、参考になったでしょうか?
他にもなるべく他の乗客に迷惑かけないための心がけとして混雑する電車に乗らないというのがあります。
人が多い車内ではベビーカーは畳んでも迷惑になりますし、赤ちゃんも居心地が悪くて泣き出してしまいます。
病院に予約した間に行くためにラッシュアワーの電車に乗らないといけない場合は、思いきって1~2時間早い時間帯の電車に乗って早目に到着して、現地で時間を潰すのも手です。
また赤ちゃんがぐずったときにスマホを手にしていると周りから白い目で見られがちです。子連れで電車に乗るときはなるべくスマホをいじらない方がよいかもしれません。
もし子どもが話して分かる年齢ならば、公共マナーやルールについてきちんと話し、もし周りに迷惑をかけるようならきちんと叱って諭すことも大切です。
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